― 街中 ― うっ……[ほとんどしゃくり上げる声になりながらも、エルナの問い>>0に首肯を返す] でもっ……違うんです、わたしが情けないから……。[詰め寄ってきた花精たちが上げた名を口にすれば、その相手にも責を負わせてしまう気がして詳しくは話せなかった。 幸い、エルナの方からそれ以上問われることはなく>>1] は、はい。 ありがとう……ありがとう、ございます。[頭の上に乗せられた帽子。 その気遣いを今は素直に受け取って、俯けた泣き顔を隠した*]