人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


銀月牙 アイリ

[亜麻色が揺れるは僅かな時間。
常のいろを取り戻した瞳に映るのは、悲鳴にもにた声を上げる黒の将の姿。>>2:310]

 ……いま、なら。

[容易く獲れる──とは、思うけれど。
銀月をそちらに向ける事は躊躇われた。

父たる魔戦士が時に愚かと称された所以。
戦う者の矜持は、その血と共に娘にも受け継がれている。

主命とあらば道を外れた行いなども辞さないが、そうでなければ娘は娘なりの、戦士の誇りを持って動く。
何かに意識を取られた相手に刃を向ける気にはなれなかった]

(2) 2017/02/03(Fri) 00:48:50

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