ありがとう、助かる。是非頼むよ。
[顔を出して手当ての手伝いを申し出てくれた>>2:338オットーに、張り詰めた緊張が解けてほっと一息つきながら頭を下げたあと、不意に違和感を覚える。しばし考えた結果、オットーが自分から手伝うと言い出したのは、記憶にある限り初めてだと思いついた。
やはり一緒に暮らしているペーターが心配なのだろう。感情を持たないオットーには気付いていなかったし、解釈は自然とそこに落ち着く。]
すまない、俺がついていながら。ペーターに怪我をさせてしまって。
[自分の過失を謝ると、談話室でオットーの手伝いを受けながらペーターの手当てをした。]