これ、お守りです。[そう言って差し出したのは、石を成形して作られた小さな羽根だった。 父が作業チームによく配っていると聞いたもので、特定の形を作る呪歌として教えられていた] 私も、信じてますから。 ……いってらっしゃい。[自分自身への踏ん切りのようにそう口にして、ロヴィンを送り出すことにした*]