[ずっと持っていた4本のポイは空を舞う。ヒラヒラと落ちる様子は散りゆく桜のようで、ぽちゃりと軽い水音を立て着地した。水音がするとともにグリップを握り、スナップを利かせて手首を捻る。次の舞うのはギョロリとした黒い出目金。]はははっ、まさかね。初っ端からこんな結果とは幸先がよさそうだ!ハンスくんは狼さんだったよ。[いつの間にかに舞台に現れた金魚屋台はいつの間にかに消えていた。]