[服のデザインにも満足してくれている相手(>>230)に、そう。と柔らかな声音でそう言って。
唇は緩く弧を描いているだろう。
褒めてくれるのには、恥ずかしくなり、気まずげに視線を落として少し横へ。]
……別に。バイトで、慣れただけ…。
[後の「指輪を渡すって新婚かよ!恋人かよ!」の言葉には]
ばか。自分で頼んだでしょ。……女子に言うなら、まだしも。
[またも相手に振り回されそうになっているのを感じつつ、呆れ目でそう言って。
はぁ、と溜息。
吐息が熱くなっているのを、気にしないように、と。
もふり。愛犬に顔を埋めた。
愛犬はけらけら笑う彼を見ては尻尾をぱたぱたを振るが、真意は示さず。]