人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


未谷 玲緒 エレオノーレ

( 今は )

( 私も亜梨沙も、一緒…… )

[痛みを振り払う様にそう言い聞かせ、半歩後ろをついて来てくれる亜梨沙を振り返る]

 着いたら何食べようか?

[月が浮かぶ夜空の下、一瞬出会った頃の様に手を伸ばし、その温度に触れたいという気持ちが過る。
先ほどまで視線の先にいた、笑い合う初老の女性達の様になれたらいいのにという言葉まで、こぼれ落ちそうになる。

それを心の奥に封じ込んで、喉の奥呑み込んで。

代わりに他愛のない話を振ってみる。
それこそ、友人同士の様に]

(2) 2014/10/21(Tue) 23:08:54

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