いずれにしろ、ここの奥にただで進ませるわけにゃいかんのだよな。……なにせ、神代からの訳アリものの眠る場所だ。王命だから、で、はいそうですか、とは……。[言えない、と。言いかける言葉を遮るように、霧の中から奇声が響き渡る]