[それからどのくらい経っただろうか、…は何となく人肌が恋しくなってまだ日も昇らない早朝にぱちりと覚醒した。]ん…。[皆居間で身を寄せあって寝てるのだろうか、そんなことを考えながら、薄いタオルケットを1枚肩に掛けて居間に向かう。居間ではソファの一つでタクマがカスパルに膝枕をするような形で、ローとルートヴィヒはその向かいのソファで。窓側に椅子を引いて来て船を漕いでいるリヒャルトの姿もあった。それから別のソファでは見掛けない白金うさぎも丸まって眠っていた。]