『(……全く、あそこまで強烈な悪意を吸い込むなんて無茶するわ。)』[意識を失ったままの少年を、少女人形はつつんとつつく。][変身の解けた時羽流の右手には、白く光るもの>>5:276が、しっかりと握られていた。]『(さーて……時羽流ちゃんが起きたら、何からお話しようかしらね。)』[どうしたものかな、と考える少女人形は。いつの間にか自身が他者から見える存在になっていることに、まだ気付くことはなく**]