人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 カスパル

[問答をしてもドロシーの意思が固いと知れば、カスパルは力なく首を横に振った。
銃を取り上げ拘束することは可能かもしれないが、発症者の力で抵抗されれば敵うはずもない。]

 ……銃は、あの時はなかったから知らないが。
 俺は死ににくかったと記憶している。

[暗に前世では自殺を試みた事を口にしながら、自分の拳銃を取り出し己の唇に当てる。]

 確実に自害するならば、銃口を口の中に入れて撃て。
 あなたはどうせ、俺には撃たせてくれないんだろう。
 ……いや、気にするな。

[そう言って思わず笑ってしまう。
これは何かをしたという実感が欲しいという、カスパルの自己満足に違いない。**]

(1) 2017/02/15(Wed) 11:46:19 (moggyu)

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