人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン

[夜明け後。
泣き止んだエレオノーレが霊薬を作り出す瞬間を見た。

      涙が溢れた

これは

エレオノーレの痛みだった。
エレオノーレの命の雫だった。

それの為に、彼女は傷付けられ、
大切な人を失い、
それでも

この薬を作る。

彼女の眼には何が映っているのだろう。

私の掌に錠剤を2つ置いた彼女は
薄暗い中で小さく微笑んだ気がした。]

(1) 2015/05/09(Sat) 00:02:15

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