―――?!
[突如、ゾフィヤが大声を上げ…そして次の瞬間には尻餅をついていた。
一体何があったのか、その詳細まではアイリには測る事は出来なかったが―]
(―――この、感じ…?!
まさか、フレデリカ…?!)
[フレデリカの方をアイリが向けば、フレデリカの周りから発せられる空気がさっきまでとまるで違う事を感じる。
―それは、今の自分と同じ空気。つまりは―
―フレデリカも能力者になったという事実を、アイリは理解した。
その事に、アイリの心の中では様々な感情や思考がごちゃ混ぜになる。
―――だが、それでもアイリはその全てのモノを一度無理矢理心に押し付けて]