──公国側橋付近、突撃命令前──[──そこはまだカレルが倒れた場より、そう離れてもいない位置だ。じきに、向かい来る後続部隊がその位置を呑み込むだろう>>672。]走れ。背中は護っててやっから[前線から引けるには、背を見せることになる。後を振り返りながら馬上の人となった後続との距離は速度に縮まりゆく。]…ッ[飛来する一刀が喉に喰らいつかんとするを曲刀を持った左の腕で受ける。]