[フレデリカのように眠ってしまう事が怖いなら、私やリヒャルトのことじゃないというのは少しおかしい。
言いたくないなら言わなくてもいいとは続けたけれど、追及するように感じさせてしまっただろうか。
答えがあろうとなかろうと、それ以上は問うことはせず]
謝らなくていいよ。
いつでも構わないから、来てくれたら嬉しい。
あぁ、でも。
ここじゃなくて、安心して休める場所には居て欲しいな。
[せめて、泣き顔を隠せるように。
要らないならすぐに返してくれていいと断った後、私が被っている帽子を彼女の頭に乗せた*]