[近付いてきたもう1人の影>>0には気が付かなかった。人の気配に気が付けない程には弱っていたから。ゆらりと静けさを取り戻した通路を歩く。一応辺りを警戒してはいたけれど、さっきの爆発で耳が痛い。誰かが近くまで来ていたのであれば、出会ってしまうだろう。]