[シグルドの着地(>>2:272)を、厳かに出迎え。
彼の身を焼く――いや、焼いていない――炎を双眸に捉え。]
なるほど。
……シグルド。そこをしばし動くな。
[力強く、腕を薙ぐように動かせば、彼の身を包む炎は綺麗に吹き飛んだ。
それから、無作法を承知で窓から彼を招き入れ、しっかと窓を閉め]
よく戻ってきてくれた、シグルドよ。
知ってはおろうが、天界全体に何かが起きておるようだ。
シグルド自身も感じ取ったのではないかと思うが……
[じっ、とシグルドを睨むように見る]
聞かせてくれ、シグルドよ。貴殿は外で、何を見た?