[先に適当な露店で買っていったら、と。 口にしようとした言葉は途中で途切れた。 何故ならフレデリカの体が、突然ぐらりと傾いだから] え――……?[咄嗟に受け止めようと手を伸ばすが、支えきるだけの力はなく。 頽れる身の下に入り込む形で、一緒に座り込んでしまう] フレデリカ、さん? どうしたんですか、ねえ、フレデリカさん。