まあ、いい。生きててよかった。
[まさか、ドロイドと鬼ごっこを開催していたとは夢にも思わなかったが。
絶対、最後のが一番の本音だわ、と思いつつも、どっこいどっこいの気さえしてくる。
この機械馬鹿には困ったものだ、と思う。
そりゃあ今までその技術に助けてきてもらっているし、突然死なれたら絶対に金馬号は困る。エディが死んで心底困るうちのエンジンどうなんだ、と思わなくもないが。]
―――違う。
[言っても無駄な気もしたけれど、思わず言った。
機械のことしか頭にないのだろうか。――なさそうだ。
これが機械の稼働音なら聞きつけていただろうに、と思わなくもない。
さっきから失礼なことを考えているような気もするけれど、口に出していないのでたぶんセーフだ。]