[勘違いではなかったらしい。>>1:60肯定されると胸に落ちるものがあるが今は無視した。大事な事はその次にあったのだから。>>1:61確かめたい事はそこにある。ここに来た夜から徐々に夢は輪郭を持ち始めていた。あれは“私”の最期の記憶。カスパルはどこまで覚えているのだろう。……あまりいい記憶はないのかもしれないが。] 今のカスパルは昔の“カスパル”とは違うのかしら。 それとも同じなのかしら。 ……あの時は最初に声をかけてくれたのに。[ねぇ、と首を傾けて。もう一歩。]