― 天霊遺跡前 ―[翡翠色の光が導いた先。そこにあったのは古びた祠が一つと、そして]……お前さんたちが、テンガの調査団、か。一応、聞いておくが。ここが眠るべきもののゆりかごなのを知った上でここまで来てるのか?[祠の前に佇み、緩く腕を組む男がひとり。投げかられる問い、口調はどこか軽いものの、向けられる瞳は険しく。問いに返る答えを聞いた後、彼はふ、と小さく息を吐いた]