― 都市上空 ―[投げ込んだ欠片たちがそれぞれ共同体《マスター》を選び取る。それを確かめた後、『紡ぎ手』は手を上へと差しのべた。その手に舞い降りるのは『死神』のカード。次の瞬間、それは銀の大鎌へと形を変える]……『欠片』は集い、『場』は築かれる。全ては、力の巡り、それの望むまま……。[歌うように言葉紡いだ後、『紡ぎ手』は手にした大鎌をくるりと回す。淡い霞色の光の粒子が舞い散り、それは風に乗って都市全体に広がって、消えた]