[ジークムントの隣で、一言も発せずそこに居座る彼。ジークムントと天使とのやり取りを咀嚼しながら、不穏な空気の正体を考えていた。]良くない音は…すでに残っていないか。[彼はその耳で何かを聞き分けていた。耳はいいのだ、昔から。]