[悪魔に魂を売って魔力を手に入れた邪悪な妖術師ベルガマスコは、その日、聖地セーファに盗みに入らんとして、麗しき姫を見初めた。]ほほう、まさにワシのために用意された甘い蜜菓子のようではないか。なになに、名はローズマリーか。花の名をもつ姫よ。おまえをワシの屋敷に迎えてやろう。王宮の暮らしなど比べ物にならないほど豪勢でおもしろおかしい暮らしをさせてやるぞ。ありがたく思え。姫 「あなたはどなたですか?」