― 『世界軸』中層・儀式の間 ―……やあ、お帰り、皆。[門を潜り、戻って来た者たちを出迎えるのは、天使の如き姿の神子。仕種の一つ一つに添うように、四色の光がきらきらと舞い散る]『虚無』は祓い浄められ、『世界軸』を揺らがせるものは鎮まった。……これで、『世界』は安定した。[穏やかな口調でここまで告げると、神子は表情を改めて]