―トゥーレーヌ公爵私室―申し訳ございません。非常時ですし、私や護衛官以外でここを訪れる方がいるとは、思ってもみませんでしたから。[>>4:608 降参の手の片方だけが閉じている。冗談めいたやりとりのようなので特には気にして追及することもない。]自分自身、影武者向きとは思っていませんが、できれば、顔見知りの方が良いとの判断だったようです。[今度は箱の中の印を取出し、継ぎ目がないか、不審な点がないかを調べる。見た限り、普通の印のようだった。]