人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


雷華の族長 ガートルート

[荒れ狂う花弁の奔流は、確かに槍を飲み込んだ。
砕け剥がれる礫の装甲は、まるで今の己のようだ。らしくもない自嘲が漏れたのは、きっとこの戦いが想像以上に楽しかったから。

旧知の蒼月にすら言ったことはない。
肉の器がなければ正気を保てぬ、己は神には成れぬただの怪物バケモノだ。しかし。]

気にした事はねえんだよなァ。
いつだって、楽しかったから、さ。

[血湧き肉躍る、まさにその衝動。
譲葉は過ごし易い。喧嘩に戦に、困る事は無い。
直ぐに手折れる花は、ここじゃきっと詰まらないんだろう。けれど、それは──。]

(0) 2015/10/09(Fri) 01:24:56

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