―移動中―
[移動中、何者かが自分を呼ぶ声が聞こえた(>>3:130)。]
む、誰だ![そう言い、声の主を視界に収め]
……貴殿は、確かエレオノーレといったか。
[目の前には若干小さな、女性の天使の姿。
シルキーの配下で、篤い信頼を受ける者であったはずだ。
彼女の迅速な報告を受け――]
……何だと!?
[さすがに衝撃は受けたものの、思考はむしろ冷静に回り出す。
自分が最後に依頼をし(>>2:242)てから、シルキーは収容所に向かうと言っていた]
シルキー殿はつい先程、収容所に向かうと言っていたはずだが……
エレオノーレよ。最後にシルキー殿に会ったのはいつ、どこでだ?
[まっすぐに見据えて問いかけつつ]
……場合によっては、私は収容所の様子を見に行かねばなるまいか。