[それからどれぐらい座り込んでいただろう。人々は少しづつ悲劇が起きたこの場所から立ち去り始めている。残っているのは、僕ともう一人彼も二階へ上がろうとでもしていただろうか、しかしフランツの腕を掴みそれを止め、何も言わず近くの部屋へ引っ張っていった。]