―食堂を去った後の深夜―
[一度は部屋に戻ることができただろう。
その時だろうか?
手紙の処分の方法…迷った挙句に今はいない同室の女の子の荷物に紛れ込ませる。
それが終わった時に、どこからか聞こえてくる声。
どこと耳を澄ますと、胸ポケットからである。
探ると、カフスが出てくる。声はそこからである]
――聞こえている。
[告げられる内容>>2:410を聞く。それは自分が喉から手が出るほど欲しいもの。
解ったと、簡単に答える]
やっと…やっとよ。やっと知る事ができる…。
[浮かぶ表情は、普段のそれとは全く違うものであった]