♪けぇ〜れども〜 どぉ〜こかで〜「御隠居、あんた恍惚なフリして夜な夜な人を襲ってるってのは本当でやすかい?老人に手をかけるのは気が進みやせんが、事実なら覚悟しておくんなさい。」[…は鞘の中ほどまで長脇差を抜き、刀身に映ったモーリッツの姿に目をやった。]「…ん?」[…は長脇差を収めると、微笑をたたえて…を見ているモーリッツを背負い、宿へと歩き出した。]「優しい御隠居を疑うなんざ、あっしは品性まで下劣な男になっちまったようだ…。」【御隠居は人間でござんした】