― 『世界軸』上層・『深淵の間』 ―[急所に叩き込まれた電撃は『深淵』の身を内側から焼き、やがて巨竜は墜ちる。 それよりも一瞬早く、娘は床に膝を着いていた] はあ、はあ……[独りなら決してやらない無茶だった。 ミリアムの加護があったとはいえ、ブレスを受けた肌がひりひりと痛む] ミリアム、大丈夫だったか……?[そう言って振り向いた先の、相棒は果たして**]