ね、もっと………… して……欲しい、の――…[ずっと欲しかった感情を、 こうして形にして交わすことができるのなら。 刻まれゆく苦痛も、やがて芽吹くだろう快楽の飽和の予感も、 綯交ぜになったかのような、幸福に蕩けた表情のまま] ……大好き、よ……、リヒャルト……[その響きだけは声を殺すことなく、囁いた*]