― 紅梅の丘で>>_319 ―
[躊躇い戸惑うミリーから了承の言葉を得るよりも前に
先手必勝とばかりに前戯を開始すれば
今回だけ、という溜息混じりの承諾に]
うん 今回だけ ね
[なんて、先のことはわからねど、そう嘯いて安心させてみようか。
彼女にとって嫌な思い出にならなければ、
きっとまたいつか…などと淡い期待を抱きながら。
僕も積極的に外でしたいわけではないけれど
どこでしたくなるかはわからない
風の吹くまま気の向くまま
愛しい人なら何時でも何処でも欲しいものだから。
>>_320ミリーから漏れる吐息まで濡れるような甘い声から
彼女が感じ、昂っていくのがわかる。
けれど、決定的な刺激を与えない緩い愛撫を仕掛けて焦らし
はがゆい手戯に物足りなさを感じさせて
ミリーのほうから求めてくるのを待つ。]