ん、っ あ、 ふぁ、 ぁ
[服の上、ショーツの上からの愛撫に、あげるのは甘い声
気持ちいい。でも布越しのそれは敏感な部分に掠れども
ダイレクト、には刺激を与えてくれない
これじゃ、イケない
愛液を滲ませながらも決して絶頂の波が訪れぬよう
的確に責め立てられたなら、頬と身体を火照らせ
潤んだ瞳で彼を見つめよう
己の体の隅々まで知ってるのに
感じる部分だって、きっと私が知らない場所まで貴方は知ってる
その、筈なのに。焦らすなんて、意地悪ね]
……シグ っ
キモチイイ、けど――でも、足りない、よぅ
[何処が気持ちいいかなんて、全体だけど
それでも特に感じる部分を直接言葉にするには憚られるし
さりとてダイレクトに触って、なんておねだりするのも恥ずかしい
ああでもこれ以上じんわり生殺しなんて、
其方の方こそ耐えられないかもしれない
だから、きゅっと一度唇をかみしめた後]