脱がされたく、無いんですよね……?
[口の端で、微笑んだ。
軍服のホルターから、サバイバルナイフを取り出す]
動かないで下さいね……
[ギシリとソファを軋ませつつ、彼女の両脚の間に屈みこむ。
股間を覆う部分を摘み上げ、ナイフの尖端を押し当てた。
ビリリ、と。
刃先が沈み、切り裂かれたストッキングに円周状の亀裂が生じる。
黒い布地のその奥から、
オクタヴィアの白い素肌と、上と同じ白藍のショーツが姿を現した]
脱がしませんけど……
逃しも、しませんから。
[ナイフの切っ先は止まらずに。
刃を上に向け、ショーツの側面を断ち切った。
ただの布切れと化した白藍の下着を、
ストッキングの切れ目から引きずり出す。
――――もはや、オクタヴィアの花弁を隠すものは何も無く]