人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


【秘】 邪眼の怪物 クレメンス > 蒼眼の天使 カレル

[己が必死であるように、彼もまた必死だった。

 彼が吐精を堰き止めたのは、悦の高みを知る為か。
 長く己と繋がりたがる故か。>>_257

 精を幾ら吐き出しても、直ぐに体内で生成が始まる。
 腹に刻んだ徴は精を浴びるほどに濃く変わり、悦を共有させる。
 人の精神構造ならば、狂っても足りぬ快楽量。]

 ―――― ん…ぅ、 カレル、レン、

[契約の徴は己が貫くたびに胎動し、熱を身体中にばらまいた。
 彼としか至れない高みは、癖になるなと云う方が酷。]


 花の香りがする―――、

     君の、香りが――――、


[熱に浮かされ、視界が霞む。
 ネロリの香だと感じた馥郁は、彼の滴りから薫った。>>_258

(_262) 2018/03/31(Sat) 15:36:35 (momoten)

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