[老木に縫い留めた天使がはためく。
己だけの天使は、逃げるためではなく、羞恥が故に身悶える。
己の眼前に明かす下肢は、皺を失くして剛直を咥え込み。
されど、彼の上半身は仕立ての良い礼装で彩られていた。
まるで舞踏会の最中に殿下を攫い、誨淫の手解きを成すよう。>>_241]
何を恥じらう、カレルレン。
君の此処は、私を切なく抱いてくれる。
―――…ほら、こんなにも吸い付いて。
あれだけ私の胤を植えたのに、また欲しがって強請るようだ。
[言葉で彼を嬲るのも快感だった。
辱められる彼は、特に可愛い反応を見せてくれる。>>_242]