エレオ、”好き”も”特別”も色々あるって話ししたよな。
俺はエレオが特別で、誰よりも大事で、大切にしたかった。
…これが俺の特別な人だけに贈る愛し方って…覚えといてな。
[寝室で、自分だけとの”恋”しか知らないエレオノーレと見つめ合いながら告げる。
”愛”を知ったエレオノーレは勉強して、色んな愛し方があることをこれからも理解していくのだろう。
だからこそ、進んでいるのかわからないくらいゆっくりゆっくり心の距離を近づけていった。
押し付けるつもりは無いが、”人を好きになる”というのは相手の気持ちに寄り添って大事にすることだと知って欲しかったから。
―――いつか自分が亡くなった後も数百年の長き時を生きるだろう彼女。
軽い気持ちで近づく人がいれば、見極めて欲しかった。
自分の身は自分で守れるようになって欲しかった。
でも。
きっと、もう大丈夫だと信じていた―――。*]