…――――当然。 媚薬の味に、玩具の味。 次は何を教えてやろうか?[桜舞う廃墟の花畑で。愛する少女《アリス=リデル》を膝に抱き、この黄金の午後がいつまでも続くようにと男は願った] 苦しくない時でも甘えとけ。 じたばた頑張ってくれてるお前が――――…、 俺は心の底から、大好きなんだからさ。[見上げて潤むふたつの翡翠。その中に、困ったように笑う自分の顔が映っている。きっと、言葉よりは雄弁だろうと。 少女の額に柔らかな口吻を――――…]