……誰か来たら困るわ。 だからあまり脱がさないで――…[ソファの軋みすら心悸が跳ね上がるのに。 擦れた声で懇願をリヒャルトの耳朶に落として、 タイトな膝までのスカートをそっと摘み僅かに引き上げる。 休暇中だからこその格好が、この時ばかりはありがたく] それなら食べてもいいわ。 わたしだけの、……おおかみさん。