バカね。[上擦りかけた声音を抑えて小さな声で。 肩を竦めてみせようとするのは揺れただけの失敗で、 だから怯えているような雰囲気を滲ませたまま] ずっと、好きだったのよ。 ……大人のふりしてた子供なんだから。[>>_174揶揄に拗ねた口調はそこで塞がれて、 そんな小声の告白を示すようにおずおずと口付けを受け止めた]