――――まぁ、とは言え…… 一人でお使いに行ったりはご法度な?[お前はもうちょっと自覚しような?と、苦笑交じりに念を押す。がんばると、健気な彼女のその気持ちに、きっと偽りは無いのだろうけれど――――…そっと、少女を抱き上げる。大樹を背に、腰を下ろし。腕の中にマリーを抱いて] ちょっとずつ、覚えてこうな?[そんな風に言ってはみたものの――――…果たして、それが正しい事なのか。何やら男自身も迷い始めてはいて]