[だから願いを聞いた。聞くな。と言われても、妻として要望しろ。と伝えた。
自分が生きる意味>>_146であると聞くのは半分ぐらいは嬉しくある]
俺の望みは示した通り、剛体術を広めることだ。
[それは変わらない。自分の使命だと定めているものだ。だが、それに協力してくれ。というのは違う]
……雷華は、傍で見届けてくれ。時に褒めてくれ、時に叱咤してくれ。時に雷華という存在がいるのだと拗ねて俺を困らせてくれ。
それにな、雷華も俺も一つの頂を目指してきた点は共通しているが、余所に目を向けることを怠っていたんだと今回の舞踏会で感じたな。
[二人の召喚者。二人の竜を思い返し、身を預けてくれる雷華に違わないか?と首を傾ぐ]