[そうやってしばらく甘い一時を味わう休憩時間があった中、囁かれる言葉>>_144に耳を傾ける。]
ああ……雷華は何を望んで声にこたえてくれたのか。って思った時のことか。
[覚えているということだけ伝えて、続きを促すように首を傾げて見つめ、続き>>_145を聞いた。
それは今よりももっともっと、自分のことを示してもいないし、相手のことも理解できてなかった時期だ。
望みを聞いたとき、ただ退屈凌ぎのためだけかとおもった。強者の余裕故のものかとも思えたが、その割にはほかの会話から性格がかみ合わない。
だから戦いを通して理解しあおう>>1:_1といいもしたし]
……やはり、寂しかったのだな。
[契約の最中に思った>>1:_5ことだ。強いゆえの孤独も、思うままにふるまえなくなった窮屈さも――そんな気高さを美しく思えていた。]