[胸を叩かれながらも、赤みが増した頬から伺えるもの>>_143はあるが、それを指摘はしなかった。やり遂げた気持ち、甘やかな声に蕩かされた心地>>_142に疲労を求める体。それら以外でいうなら、自分の花嫁は、自分には嬉しいことだが不慣れであるらしい。互いが互いの初めてをわけあうならばいいものだ。お礼の言葉を受け取るのと、腕の動きを封じるように少し強く抱きしめた]