[気付けば伏せていた天色の瞳。それが開かれたのは、身体が楽になった頃]はぁ……さっきより良くなった。ありがと、ツェーザル。[頬に朱が走るのは血色が良くなったからなのか、それ以外の理由か。緩く瞬く天色の瞳には、右目に紅の、左目に碧の差し色のような煌きが宿っていた]