いつ消えても良いと思っていたこの儂が。まさか、生き場所を得られるとは思うておらなんだ。ヘイハチロウ。主が儂の、生きる理由じゃ。だからの。儂も、主の生きる理由になれるよう、努めていく故。主の望みも、儂に隠さず伝えて欲しい。わがままも、言うて欲しい。[竜が抱く、男への感謝と愛しさを。願いの形で伝えると、せわしいままの心音に耳を澄ますように男の胸に身を預けた*]