...ぐ、あ...メルヒ、オル...おまえこそ、無事か...?[ やがて、二つの翼を合わせた印が鱗の文様のように浮かび上がると、メルヒオルの体が力尽きたようにずり落ちる。竜は、未だ焼けるような熱さと脈うつ痛みに耐えながら、メルヒオルの身を引き寄せて、そのまま抱きしめた。 ]はは...お前のランスに貫かれたのと、いい勝負、てとこかな。[ 無理に笑みを浮かべてみせると、熱に浮かされたようなメルヒオルの頬をそっと撫でる。 ]