[ そして、その未来へと向かうための試練の時が訪れる。 ]ん、いいぜ。[ メルヒオルの言葉に>>_130頷いた直後、その願いに従って二彩に輝く石が、天の色を宿した鱗の内に入りこむ。 ]ぐ...う...があっ!![ メルヒオルの魔力を吸い取った石が皮膚の内側で熱を持ち脈打つ感覚、次いで襲ったのは身体中を巡る血が熱せられるような変化。人型のままだというのに竜の咆哮のごとき声が喉を震わせた。 ]